序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2018年9月23日日曜日

アブジャ

人口も多く発展著しいナイジェリアの首都である。

元々はラゴスが首都であったが、
国土の中央に位置するアブジャへ遷された。

ナイジェリアはイギリス連邦加盟国である。
元イングランド植民地であり、
公用語も英語である。

北部はサブサハラの中でも特に古くから
発展していた地域で、イスラム圏の一部として
交易で栄えていた。

南部は密林に覆われ文明から隔絶されていたが、
大航海時代にヨーロッパ人が訪れたことで、
徐々に港湾が発達していった。

とはいえ、当時は奴隷海岸の一部であり、
あくまでラゴス等の港が
ヨーロッパ化されたに過ぎなかった。

列強のアフリカ分割の際にイングランド領と
なったが、この北部と南部がひとつとなり、
サブサハラ屈指の経済大国への道を歩み始める。

なお、こうした経緯から北部ではイスラム教徒が、
南部ではキリスト教徒が多い。

独立後はクーデターと民主化を繰り返したものの、
英語が公用語の産油国というだけでも、
今日の発展は約束されたようなものだった。

食料生産量も多く、カカオやゴムなどの
輸出作物も十全で、金融や電子産業も
よく育っている。

爆発的に増えた人口を食わせていけるだけの
食料生産量というのがポイントで、
多い人口がそのまま国内の生産力に繋がっている。

教育にも力を入れており、電子機器や
インターネットに関する技術者が多い。

と、良いことばかり書いたが、犯罪率の高い国である。
インターネット詐欺の拠点となっていたり、
麻薬密輸やボコハラム等テロリストにも事欠かない。
政府高官も汚職まみれだ。

当然都市部の治安も悪く、ラゴスに至っては
アフリカ三大危険都市のひとつである。

さて、ラゴスではなくアブジャの話をしなければならない。

アブジャは首都だがあまり都会ではない。
そのお陰か治安が比較的良く、
首都であるためインフラも整備されている。

自然を楽しむこともできるし、
観光するならラゴスよりアブジャがいい。

四つの尖塔を持ち、金のドームが輝く
国際モスクは壮麗で、周囲に高層ビルが無いため
その佇まいはとても絵になる。

大聖堂はラゴスにある。
キリスト教徒が大いのは南部だからだ。

ナイジェリア料理はキャッサバトウモロコシ、米、
ヤムイモなどを搗いてペースト状にしたものを主食に、
唐辛子と胡椒の利いたスープをよく食べる。

蝗害を起こすトビバッタも飛蝗を予防しようと
しているのか、盛んに捕まえて、
からっと素揚げにして食べてしまう。

総合的に見て、辛いものが大丈夫であれば、
ナイジェリア料理は美味いと言えるだろう。

ただし、辛いのが苦手な人にとっては、
食事の辛い国となりそうだ。

仕事で訪れる邦人も多そうだが、
そういう場合は辛くない食べ物の調達方法を
まずは確保することだ。