フランスの南東コードダジュールに位置する
モナコ公国の首都である。
モナコには首都であるこの街しか無いので
首都であるという言い方は
もしかしたらおかしいかもしれない。
この街を建設したのは
ジェノヴァ共和国である。
ヨーロッパでよくある複雑な経緯を経て、
モナコは大公の治める都市国家となった。
この経緯を真面目に語れば本が書けてしまう。
歴史マニアしか面白いと
感じないと思われるので、
思い切って省略しよう。
紆余曲折を経て、モナコ公国は
フランスの保護を受ける独立国家となった。
いわゆるタックス・ヘイヴンであり、
所得税を納めたくない世界各地の
富豪が移り住んでいる。
ただし、フランス人は例外で、
この恩恵にあずかれない。
フランスに保護されているモナコは、
フランス国籍を持つ者からは所得税を
徴収し、フランスに納めているのだ。
公用語はもちろんフランス語である。
ラテン語から派生したモナコ語
というものもあるが、使われていない。
モナコ観光については様々なサイトで
とても詳しく書かれているので割愛する。
ただ、大聖堂についてだけは言及しておこう。
聖ニコラス大聖堂はロマネスクとビザンチン、
ふたつの様式が組み合わされており、
歴史ある金持ち国家に相応しい
優雅で美しく荘厳な建物である。
モナコは世界的な観光地であり、
しかも富裕層が集まる場所である。
当然、モナコで食べられるものは
世界各国の高級料理である。
しかし、人の住む場所に食文化あり。
郷土料理がきちんと存在する。
モナコ料理は概ねフランス南東部料理と
イタリア北西部料理の折衷である。
海の幸と、ほうれん草に似た
チャードという野菜がよく使われる。
独特なものとしては、南瓜、牛肉、
香草などを詰めた焼き餃子のような料理
バルバジュアンがある。
これはモンテカルロのカジノでも
供されており、人気が高い。
ところで、モナコ旅行をするなら
予算をけちってはいけない。
おそらく格安ツアーで行ったとしても、
金持ちたちの暮らしを
指をくわえて眺めるだけで終わるだろう。
ただ見に行って侮られるのは癪である。
富豪になって移住するぐらいの
気概を持ちたいところだ。