序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2018年9月29日土曜日

オスロ

スカンジナビア半島の西側、ノルウェー南の
フィヨルド最奥に位置する首都である。

ノルウェーは英語表記に基づく発音で、
現地の言葉ではノルゲとなる。

ニーノシュクと呼ばれる、
方言を統一しようとして作られた言語があるのだが、
その場合にはノーレーグとなる。

ニーノシュクは無理矢理作られた言語とされており、
ノルウェー人でも意味がわからないと揶揄され、
使っている者は少ないという。

実際に地方で話されているのは
その土地土地の方言であるランスモールである。
お国の言葉という意味だ。

なお、いわゆる標準語はブークモール、
本の言葉と呼ばれ、現在ではほとんどの
ノルウェー人がブークモールを話す。

言語のことはこの辺にしてオスロの話をしよう。

オスロの地名の由来はよくわかっていない。
有力な説では神の牧草地という意味らしいが、
決定的な決め手はないようだ。

一度クリスチャン四世という王によって
クリスチャニアと改名されているが、
近代になってからオスロに戻された経緯を持つ。

オスロ大聖堂は二度焼失している。
現在のものは三代目であり、
建て直される度に場所も変わっている。

赤煉瓦造りの佇まいは大聖堂というよりも
市庁舎のような雰囲気で、
敷地の一部が消防署であったこともある。

塔の先端部は銅で作られており、
現在は錆によって青緑色をしている。

外観がおとなしいのはルター派の
総本山だからだろうか。

内部はネオゴシック様式であったが、
幾度か改築した結果、
古い時代のバロック様式に戻されている。

さて、オスロ観光の目玉は美術館と
博物館になるだろうか。

国立美術館はもちろんだが、
エドヴァルト・ムンクが好きなら
ムンク美術館には絶対に行った方がいい。
例の叫びが見られる。

博物館は船舶関係が多い。
船に興味があるのならはしごしてみよう。

正直に言うとそれ以外はいまひとつ物足りない。
現役の国王の住む宮殿もシンプルだ。

物価も高いのでそれほど
お勧めできる観光地とは言えない。

料理に関しては、チーズ、サワークリーム、鯨、鱈、
鮭、鰊、肉、ジュニパーベリー、コケモモ、カブ、
キャベツなどがよく使われる食材である。

ビール醸造も有名で、美味いエールが作られている。
伝統的な蜂蜜酒やアクアビットもお勧めしたい。

高級店ではヘラジカやトナカイの
ジビエ料理が人気らしい。

ノルウェーでは伝統的にクジラ漁を行っており、
髭と油だけを目的に乱獲した他の欧米諸国とは
異なり、クジラを大切にする文化を持つ。

話が逸れそうなのでこの辺りで筆を置こう。

オスロに行くのなら食をメインに据えて
観光すると良いだろう。