ギニア湾に浮かぶサントメイプリンシプの首都である。
サントメイプリンシプはサントメ島とプリンシペ島、
及びその周辺の島々で構成されている。
サントメの名は発見日が守護聖人として崇敬される
聖トマスの日であったことにちなむ。
プリンシペ島はサントメに倣い聖人の名が付けられ、
サンアントニオ島と呼ばれていたが、
王子を意味するプリンシペに改名された。
この島は当初、ユダヤ人の流刑地として使われた。
その後は奴隷貿易の中継港となり、
奴隷によるサトウキビ栽培が行われた。
後に商品作物はカカオへと切り替えられ、
現在でも主要な輸出品となっている。
とはいえ、旱魃も多く、貧困国である。
公用語はポルトガル語だが、
都市部以外ではあまり通じない。
サントメ観光をする際には事前に十分な額の
通貨ドブラを用意しておいた方がいい。
現地で両替するには怪しげな両替商と
路上で取引する羽目になる。
タクシーが止まると、物売りや両替商が
わらわらと集まって来るのだが、
窓越しにやり取りをする。
車外で取引をすると、警官がやってきて
賄賂を要求されるのでやめておこう。
タクシーの扉を勝手に開けて、
手荷物を奪っていく強盗も発生しているので、
自衛意識を強く持つ必要がある。
なお、警官は当てにならない。
盗られたものを返してもらう際に
謝礼を要求されると聞いた。
つまるところ、治安がかなり悪いということだ。
大聖堂は優美なる聖母大聖堂がある。
コロニアル様式の白い教会で、
規模は地域を考慮するとそこそこだ。
なお、近代に行われた改修で
外観は大きく変わっている。
料理はポルトガル風である。
甘くない調理用バナナを使ったオムレツが
ユニークで人気の軽食だ。
トマトもよく使われるが、
魚介類以外の食材は輸入品が多い。
サントメに大した観光名所は無い。
海が綺麗かもしれないが、
それが目的ならもっと安全な所へ行こう。
そもそも離島なので交通アクセスも悪い。
わざわざ行くような島ではないと思う。