発泡スチロールと聞いて
何のことかわからない者は
本邦にいないと思うので形容は省く。
あれが実際のところ何なのかを
説明していこうと思う。
ポリスチレンという物質がある。
ベンゼン環とビニル基からなる
純粋な炭化水素だ。
もっとわかりやすく言うと、
水素と炭素だけでできたプラスチックである。
スチロール樹脂とも呼ばれ、
ごく一般的なプラスチックだ。
耐久性が悪く、熱にも弱いのだが、
製造コストが安く、加工も容易である。
このため、実に様々なところで使用されている。
中でも最もよく見るのが
発泡スチロールだろう。
発泡スチロールは熱を加えて液状にした
ポリスチレンに細かな気泡を生じさせ、
つまり泡状にして固まらせたものだ。
非常に軽いが、それも当然である。
ぎっしり詰まってるようにも見えるが、
ほとんどが空気なのだから。
脆いが柔らかく、クッションとなるため、
緩衝材としてよく使われる。
また、気泡のお陰で断熱性が高く、
保冷ボックスとしても大活躍だ。
注意すべきは燃えやすいことである。
炭化水素なのでよく燃える。
ただし、その構造のせいで
不完全燃焼を起こしやすく、
煤煙と一酸化炭素が発生する。
煤はともかく一酸化炭素は危険なので
発泡スチロールを燃やすのはやめよう。
自治体によってゴミとしての
分別方法が異なるが、
面倒くさがらずにきちんと分別して出そう。
箱状の発泡スチロールを細かくする際には
破片が飛び散り静電気でくっつくなど
かなり面倒なことになってしまう。
処分の際は、大きな袋に入れてから
体重をかけて砕くといいだろう。
くれぐれも不法投棄や
その辺で燃やしたりはしないように。