序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2018年10月22日月曜日

コアラ

袋熊や子守熊とも呼ばれる
オーストラリアの珍獣である。

よく知られているように有袋類であり、
袋の中で子を育てるが、カンガルーと違い、
袋の出口は尻側に向いている。

基本的に木から降りずに暮らし、
休息も樹上でとる。
巣は作らない。

ユーカリの葉を食べることで知られているが、
アカシアやティーツリーも食べるため、
ユーカリだけを食べるというわけではない。

毒を持つユーカリの葉を食べるわけだが、
彼らは食べる前によく匂いを嗅ぎ、
なるべく毒性の少ない葉を選ぶという。

葉は盲腸に送られ、そこで発酵によって
毒素を抜いてから消化される。

幼獣はまだその能力が弱いため、
母コアラが吐き戻した毒素の抜けた
粥状のユーカリの葉を食べている。

本来はグーラという名であったが、
訛ってクーラとなり、表記ミスで
コアラとなったという経緯を持つ。

なお、私の妹は昔オーストラリア旅行を
した際に、コアラを抱いて写真を撮る
サービスを受けたことがある。

その際に、手の上に糞をされ、
微妙な表情で撮影された。

自分より大きな動物に抱えられるという
ストレスフルな環境下で
糞をするとは肝の据わったコアラである。