アンゴラの首都である。
ルワンダという国があるので紛らわしい。
アンゴラの名はかつてこの地に存在した
ンドンゴ王国の王を指す言葉
ンゴラが由来となっている。
ポルトガル人がやってきた当時の
ンドンゴ王国の女王ンジンガの
エピソードを紹介しよう。
ポルトガル人総督は和平交渉の際に
女王を格下扱いし、自分だけ椅子に座り、
女王には椅子を用意しなかった。
すると、女王の側近は自ら四つん這いになり、
女王の椅子となったという。
この機転と献身により、女王は総督と
対等な立場という意思を表明した。
この故事からンジンガ女王はアンゴラ人と
そこから新大陸へ送られた
アフリカ系ブラジル人の間で
白人への抵抗の象徴として扱われている。
独立後のアンゴラは三十年近くにもわたり
内戦が続いていた地域である。
現在も地雷原が数多く残されている。
アンゴラ自体は、豊富な産品に恵まれ、
首都ルアンダは天然の良港である。
近年は油田も発見された。
内戦の傷痕が深く残ってはいるが、
発展していくことが期待されている地域だ。
ただし、ルアンダは世界一物価の高い街と
言われている。おそらく、国内の様々な
バランスが未だ極端に悪いのだろう。
物価の問題もあり観光地としてはいまいちだが、
植民地時代の建築で内戦での破壊を
免れたものが見所となる。
大聖堂はカトリックの聖なる救世主大聖堂だ。
白を基調としたバシリカに近い建築だが、
これはコンゴの教区から分離された際に
大聖堂に昇格したためだと思われる。
外観はなかなかに豪華だが、
内装は意外に質素である。
アンゴラの料理はブラジルのものと似ている。
ポルトガルの植民地として、
大西洋を挟んだブラジルとの行き来が
盛んだったためだ。
その評判は良く、ムアンバと呼ばれる
オクラ、タマネギ、その他の野菜と
肉類をヤシ油で煮たシチューは特に美味い。
今後アンゴラの内政が良い方向に進んだならば、
かなり良好な観光地となるポテンシャルを
十分に秘めていると言えるだろう。