コンゴ民主共和国の首都である。
コンゴ共和国と紛らわしいし、
そちらの首都ブラザヴィルは
キンシャサと川を隔てた双子都市である。
コンゴ民主共和国と聞いてピンとこない
人も多いのではないだろうか。
昔はザイールと呼ばれていた。
ただし、ザイールは独裁的な大統領が
在任中に国名をコンゴ民主共和国から
変更した際の名前である。
つまり、元に戻ったのだ。
だが、長いし紛らわしいので
以下本記事ではこの国をザイールと呼ぶ。
ザイールはベルギーの植民地であった
珍しい国である。
ベルギーという国の所有ではなく、
ベルギー国王の私有地であった。
当初国王は私費を投じてインフラ整備するなど、
熱心に領地経営をしていた。
リアルシミュレーションゲームである。
しかし、飽きたのか面倒になったのか
財政破綻したのか詳しくは知らないが
きちんとした経営をやめて
いわゆる植民地の搾取を始める。
失礼な憶測だが、民度の低い
住民に絶望したのかもしれない。
なんとなく想像がつく。
その搾取ぶりは他のろくでもない国と比べても
過酷なもので、ゴムのプランテーションで
働かされていた住民は、ノルマを達成できないと
手足を切断されるなどの刑罰を受けた。
その実態が明らかになると
どの口で言うのかと言いたくなるが
他の国々からの非難を浴びる。
ベルギー政府は植民地に興味が無かったようだが、
この非難を受けて国王からザイールを買い取った。
だが、締め付けが緩くなったためか、
この時点から独立闘争が始まることになる。
ベルギー政府はとんだ貧乏くじを引いたものだ。
独立を果たしたザイールだが、
すぐにクーデターが起こり、
前述の独裁者が立つことになる。
この独裁政権はコンゴ戦争時にアンゴラ軍が
キンシャサを制圧した際に倒れた。
近年には珍しく、紛争でも内紛でもなく
複数の国から侵攻を受ける戦争をしていたのだ。
コンゴ戦争、知名度は低いが大きな出来事である。
さて、そんなザイールは今でも暴力に満ちている。
今の大統領も任期が切れても退陣していない。
つまり、いつ何が起きても不思議ではない。
旅行に行こうなどとは思わないように。
首都キンシャサは国名がザイールになった際に
この名前に改名された。
それ以前はレオポルドヴィルである。
レオポルド二世は前述のベルギー国王だ。
ベルギー政府が経営していた頃には
かなり栄えていたのだが、独立運動以来、
混乱に次ぐ混乱である。
コンゴの聖母大聖堂はカトリックの大聖堂だが、
残念ながらどんな外観なのかも分からない。
それらしき写真はいくつかあったが、
グーグルストリートビューも無力だった。
グーグルマップで聖アンヌ大聖堂を発見したが、
同一のものかは分からない。
こちらもカトリックのようなので
恐らく別名か、建て直されたかだと思われる。
ちなみに聖アンヌ大聖堂は
赤レンガのコロニアル様式のように見える。
そしてキンシャサの観光名所。
もちろん、そんなものはない。
料理はトウモロコシ粥と
辛みのあるシチューが典型的なようだ。
雑な情報で申し訳ないが、
現地に行けない上に資料も乏しい。
疫病も流行している。
旅行をしようなどと呑気なことを
考える場所ではない。
アフリカに救いは無いのだろうか。