胡椒海岸のメスラド岬に存在する
リベリアの首都である。
リベリアの名はラテン語の自由に由来し、
解放奴隷が建国した国である。
隣国シエラレオネがイングランド植民地の
解放奴隷が建設したフリータウンから
始まった国であるのに対し、
リベリアはアメリカの解放奴隷の国だ。
当初はキリストの都市を意味する
クリストポリスという名だった街は、
合衆国第五代大統領から名をとり
モンロビアとなった。
合衆国憲法を元にした憲法を制定し、
独立国家となったのは本邦の歴史と
比するならペリー来航の数年前だ。
アフリカの独立国家としては
非常に早い時期に建国されている。
初期のリベリアは元々居た住民との
衝突を繰り返し、そこには
文明人と野蛮人という差別もあったらしい。
現代に入ってからは
クーデターと内戦の歴史である。
特に内戦は一度では済まず、破壊された
国土は世界最貧国のひとつとなった。
内紛さえなければ経済は良好となる下地がある。
ダイヤモンド、金、鉄鉱石に
コーヒー、カカオ、サトウキビ、ゴム。
いずれも価値の高い産品だ。
モンロビアの名所を挙げるなら
マゾニック寺院とジャスティス寺院だろう。
マゾニック寺院はフリーメイソンの支部である。
公にフリーメイソンを名乗っている建物
というのも珍しい。
詳しくは分からないが知識人のサロンとして
機能していたようだ。
ジャスティス寺院はテンプル会堂とも呼ばれ、
いわゆる国会議事堂である。
なお、治安については改めて言うまでもない。
この辺りで例外的に治安が良いならば
特筆事項として記載する。
食事はキャッサバを食べる。
乾燥させたキャッサバ粉を水で練ったフフを
キャッサバの葉などの野菜類をヤシ油で煮た
スープに入れたものが基本だ。
もちろん他にも色々と料理がある。
世界最貧国と言われているリベリアだが、
お隣シエラレオネと比べれば
料理の文化はかなり良い。
歴史が古いというのはそれだけ
アドバンテージが生まれるものなのだ。