混凝土とも書かれる。
フランス語やドイツ語ではベトンと呼ばれる。
消石灰と凝石灰などの混合物セメントに
水と砂や砂利を混ぜて固めたものである。
セメントは水を加えると固まる性質を持ち、
強固な構造物となる。
砂を混ぜて固めた場合はモルタルと呼ばれ、
石材やタイルの接着に用いられる。
砂と砂利を混ぜたものがコンクリートと呼ばれ、
非常に頑強で信頼性の高い建材となる。
かつてローマ人が火山灰と石灰、砕石を混ぜ、
橋や水道橋などを造っていたことで
知られるように、古くから存在した。
石材や煉瓦では難しいアーチやヴォールト、
ドーム状の建築物を造るために
欠かせない建材である。
万能にも思えるコンクリートだが、
引っ張られる力には弱いという弱点を持つ。
このため、中に鋼鉄の芯を入れた
鉄筋コンクリートが現在では主流となっている。
分厚いコンクリート壁であれば相当な年数
維持が可能だが、本邦の建築のように
薄い壁を形成した場合、耐用年数は数十年である。
近頃は様々な場所でひび割れが見られ、
インフラ大改修の必要性の声が上がっている。