セネガルの中でガンビア川を切り取るように
国境が存在する国ガンビアの首都である。
河口の島、セントメリーズ島に存在する。
この街の前身はポルトガル人の交易所であり、
奴隷の集積地としてバレン要塞が築かれていた。
パリ条約によってガンビア川周辺が
イングランドの植民地となると、
その首府としてバサーストが建設された。
バサーストは当時の植民省大臣の名である。
後に街の名は現地部族名由来の
バンジュールに変更された。
ガンビアはセネガルの領土を
切り取るようにして存在しているため、
一見、両国の仲は良くないように思える。
しかし、隣国同士としては珍しく、
良好な関係を築いているという。
さて、首都バンジュールは観光地として
何もない街と呼ばれることがある。
治安は良い方であるが、
いかんせん見るものが少ない。
モスクも大聖堂も
わざわざ見に行くほどのものではなく、
無血革命を記念する門や、
新しい空港も見所と言うには寂しい。
大聖堂は、我らの聖母臨時大聖堂、
もしくは単にバンジュール大聖堂というのだが、
コロニアル様式の小柄なものである。
食べ物はセネガル料理とほとんど変わりがない。
ドモダーと呼ばれるピーナッツバターの煮込みなど、
フランスではなくイングランドの影響がある程度か。
ちなみに落花生はガンビアの主要輸出品で、
輸出金額の半分近くを占めている。
バンジュールから足を延ばせば環状列石や
大自然を見ることができるが、
どちらも少し拍子抜けするという。
こういうわけで、ガンビア人には悪いが、
この辺りに旅行へ行くなら
ダカールに行った方がいいだろう。