アメリカ大陸の砂漠に生息する。
体は平たく、その名の通りトゲトゲしており、
模様と相まって礫砂漠の風景に溶け込む。
大きな動物に出くわすと、
平たい体を更に平たくし、
地面と同化しようとする。
背中の模様は複雑かつ色彩豊かで、
住んでいる地域の砂漠に適応している。
蟻を食べるが雑食のようで、
サボテンや果実を食べることもある。
さて、このサバクトゲトカゲ、
ある驚天動地の特技を持っている。
目から血を飛ばすのだ。
文字通りの意味だ。
目の端のあたりから勢いよく血液を噴出する。
飛距離は体長の十倍ほど。
かなりの勢いだ。
しかも量が多い。
もしも三回連続で飛ばすことができたならば、
体中の血液が無くなってしまうだろう。
もちろん、一回限りの自爆技だ。
サバクトゲトカゲを襲うのは
主にコヨーテなど犬の仲間だが、
この飛ばす血液には犬の嫌う匂い成分が含まれる。
自分の血を武器にするなど、
まるで神話生物の如き能力である。
ペットとして人気のトカゲだが、
間違っても血涙を発射させないように
してあげてほしい。