序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2018年12月26日水曜日

ダンゴムシ

日陰の石の下などによくいる
王蟲の小さいやつだ。

刺激を受けるとアルマジロのように丸まるのだが、
本当に球状と言って良いほど丸くなる。

丸まらないやつはワラジムシといって
別物なのだが、私が子供の頃、
いまひとつ友人からの賛同が得られなかった。

私は幼少期にダンゴムシを大量に集めて
それを団地の階段で落として
奥様方の阿鼻叫喚を招いたことがある。

それはそうと、ダンゴムシは本来
海に住むエビのような生き物の一種である。

オオグソクムシやダイオウグソクムシを
思い出していただければイメージしやすいだろう。

我々が目にするダンゴムシはオカダンゴムシと
呼ばれる種類である。

実はあいつらは本来ヨーロッパに生息する種類であり、
輸入される土砂と共に伝来し、定着した。

本邦本来のダンゴムシはコシビロダンゴムシといい、
森林の腐葉土の中に生息している。
もしくは砂浜にいるハマダンゴムシである。

ハマダンゴムシぐらいになると
フナムシとそう変わらない気もする。
かなり印象は違うがフナムシも彼らの仲間である。

陸上に住むダンゴムシは落ち葉などを食べ、
その糞が菌類に分解され腐葉土を形成する
土壌を作りだす生物である。

子供の頃に慣れ親しんだ結果
あまり不快感を持たない者も多いと思うが、
つまるところいわゆる益虫の類だ。

毒の類を持たないため、食べることも可能で、
いざという時には幼少時の私のように
集めてみると生存率が上がるかもしれない。

漢方薬の生薬としては鼠婦と呼ばれ、
利尿作用のある生薬とされている。

なにはともあれ甲殻類である。
エビカニの仲間と思えば
口にする抵抗も多少は軽減されるだろう。

それを言えば、ワラジムシ、フナムシ、
クモ、ダニの類とて甲殻類なのだが。

さて、ダンゴムシの知られざる一面として、
コンクリートをかじるというものがある。

普段は落ち葉を食べるダンゴムシだが、
カルシウムを補給するために
コンクリートを食べるのだ。

ダンゴムシの歯は硬く、
コンクリートぐらいならかじり取ることができる。

具体的には水晶ぐらいの硬さがある。
人間の歯ぐらいと言った方がわかりやすいか。

近頃はダンゴムシが直進した際に
壁に当たると右に曲がり、
次にまた壁に当たると左に曲がり、
次はまた右に曲がるという話が知られている。

交代性転向反応というのだが、
なるべく生まれた土地より遠くへ行き、
子孫を残すよう生み出された性質だ。

ちなみにダンゴムシは尻から水分を摂取する。
この辺りから本来陸上の生物では
ない感じがする。

申し訳ないが今日はかなり酔っている。
ダンゴムシというかなり面白い題材を
雑に扱ってしまって慙愧の念に堪えない。

酔って記事を書くことは多いが、
今日の酔い具合は格別である。
年末だからといって無茶をした。

もしかしたら今後書き直すかもしれない。