序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2018年12月8日土曜日

リロングウェ

マラウイ湖で知られるマラウイの首都である。

マラウイ湖は大地溝帯に川からの水が
流れ込んでできている非常に深さのある
長大な湖である。

マラウイ湖の権利を巡っての確執はあるものの、
この国は戦争と無縁であり、アフリカの温かい心
と呼ばれることのある平和の地だ。

鉱物資源に恵まれず、漁業と農業で人々は暮らし、
灌漑設備への投資もできていないため、
旱魃に襲われることも多い。

インフラ整備も滞り、電力は安定しない。
つまり、貧しい国なのだが、
なんとも平和で牧歌的である。

多民族国家であり、言語も統一されておらず、
エイズ禍にも見舞われているが、
人々はのんびりと暮らしている。

そんなマラウイの首都リロングウェは
当然、田舎町である。

無計画な拡大を続けた結果、
住所の番地が秩序だっておらず、
道も曲がりくねり大変迷いやすい街だ。

観光名所など無い。
マスジドは面白い形をしているが、
古びたテーマパークの入り口のような風情だ。

ちなみにマラウイはプロテスタントが多く、
ムスリムは少数派である。

マウラ大聖堂は質実剛健な建物で、
一見すると教会には見えない。

完全な憶測だが、もしかすると
元は砦の一部だったのかもしれない。

武骨な外観とは裏腹に、内部はアフリカらしい
内装の質素だが華やかな大聖堂である。

マラウイ料理の主食はトウモロコシを練った
ンシマであり、おかずにはピーナッツや
トマトがよく使われる。

だが、なんといってもマラウイ湖で獲れる
魚だろう。ほとんどはシクリッドである。

治安も良いため旅行に向いているが、
マラウイ湖でダイビングがしたいなど、
明確な目的が無ければわざわざ
行く必要があるとも思えない。

のんびり牧歌的な雰囲気を楽しみたいのなら、
治安が最高の国である本邦国内の
田舎を満喫するといいだろう。