序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2018年5月26日土曜日

ローズマリー

迷迭香とも呼ばれるシソの仲間の植物である。

古来、香草や香辛料として愛好されており、
その強い香りから魔除けとしても利用された。

名前はラテン語の「海の雫」に由来し、
これは青紫の花の色から名付けられたという。

キリスト教が台頭すると、
ヨシュアの母マリアと関連付けられ、
神聖なハーブとして扱われた。

樟脳のようなややツンとくる香りを持ち、
この匂いは虫が嫌う。

私も鉢植えで育てているが、
虫が寄らないので手間がかからない。

薬草としても用いられており、
炎症抑制やウイルスへの感染防止に
効果があるとされる。

ヨーロッパのペスト大流行時には、
病気の原因は悪い空気だと考えられたため、
このローズマリーの香りによって
それを払拭しようと試みられた。

気休め程度だが、ある程度の効果は
あったものと思われる。

香辛料としての利用では、
肉を焼く際にまぶしたり
刺し込んだりするのが効果的で、
油をさっぱりさせてくれる。

花は食用であり、爽やかな香りを持つので、
肉料理の薬味感覚で使うのがいいだろう。

ただし、花の咲く時期がよくわかっておらず、
栄養状態が悪化した際に子孫を残すために
花をつけるという説もある。
このため、計画的に花や種を得るのが難しい。

飲料水に枝を浸し、爽やかな香りを付けることも多く、
やはり肉料理とよく合う。

香水も人気があり、
特に加齢臭を抑えるのに役立つため、
男性向きの香りと言える。

ローズマリー入りの石鹸なども
試してみるといいだろう。