迷迭香とも呼ばれるシソの仲間の植物である。
古来、香草や香辛料として愛好されており、
その強い香りから魔除けとしても利用された。
名前はラテン語の「海の雫」に由来し、
これは青紫の花の色から名付けられたという。
キリスト教が台頭すると、
ヨシュアの母マリアと関連付けられ、
神聖なハーブとして扱われた。
樟脳のようなややツンとくる香りを持ち、
この匂いは虫が嫌う。
私も鉢植えで育てているが、
虫が寄らないので手間がかからない。
薬草としても用いられており、
炎症抑制やウイルスへの感染防止に
効果があるとされる。
ヨーロッパのペスト大流行時には、
病気の原因は悪い空気だと考えられたため、
このローズマリーの香りによって
それを払拭しようと試みられた。
気休め程度だが、ある程度の効果は
あったものと思われる。
香辛料としての利用では、
肉を焼く際にまぶしたり
刺し込んだりするのが効果的で、
油をさっぱりさせてくれる。
花は食用であり、爽やかな香りを持つので、
肉料理の薬味感覚で使うのがいいだろう。
ただし、花の咲く時期がよくわかっておらず、
栄養状態が悪化した際に子孫を残すために
花をつけるという説もある。
このため、計画的に花や種を得るのが難しい。
飲料水に枝を浸し、爽やかな香りを付けることも多く、
やはり肉料理とよく合う。
香水も人気があり、
特に加齢臭を抑えるのに役立つため、
男性向きの香りと言える。
ローズマリー入りの石鹸なども
試してみるといいだろう。