太古の昔に絶滅した非常に大きなペンギンである。
正しくはノルデンショルトジャイアントペンギンという。
また、アンスロポルニスの名で呼ばれることも多い。
その体長は人間の成人男性にも匹敵する。
正直、想像し難い大きさだ。
化石は南極大陸周辺の島々や、オーストラリア、
ニュージーランドで見つかっている。
恐らくは、恐竜が生きていた時代から
存在したのだと思われ、
その後の気候変動をある程度生き延びた。
だが、寒冷化にはよく適応したものの、
それが仇となってその後の温暖化には
耐えられなかったようだ。
ところでペンギンが白黒模様な理由を考えてみたい。
彼らは背が黒く腹が白い。
海中から彼らを見上げた場合、
白い腹は明るい水面に溶け込むだろう。
上空から見下ろした場合、
黒い背中は暗い水面に溶け込むだろう。
カウンターシェイディングという迷彩である。
魚や、海軍の飛行機でよく見るカラーリングで、
敵からの識別を困難にさせる。
ところが、近年の研究によると、
古代のペンギンは白黒模様では
なかった可能性があるというのだ。
一体どんな色をしていたのかまでは分からないが、
マカロニペンギンの眉毛のように、
目立つカラフルな色彩だったのかもしれない。