序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2018年5月24日木曜日

ズッキーニ

中央アメリカ原産の野菜である。

見た目は暗い色の胡瓜といった風情だが、
南瓜の一種である。

ただし、普段我々が食べている南瓜は西洋南瓜であり、
ズッキーニはペポ南瓜に分類される。

なお、ズッキーニとはイタリア語で
小さな南瓜を意味するズッキーナからきている。

本邦では前述の胡瓜のような形状のものが主流だが、
洋梨形や球形も存在する。
また、色もオレンジや斑入りとバリエーションがある。

南瓜と比べると控えめなものの、
十分体に良いと言える栄養を含んでいる。

調理の際の性質は茄子に似ており、
油を良く吸い食感も良いため、
様々な料理に入れることが可能だ。

皮は硬いが、そのまま食べることができ、
果肉と皮の間に最も栄養が多く含まれているため、
剥かずに食べることを推奨する。

意外なことに生食が可能で、
熱によって破壊される栄養素もあるため
サラダなどに加えるのも良いだろう。

萎れた黄色いチューリップのような花も食用となり、
花弁の中に肉などを詰めて揚げたり
炒めたりして食べる。

ピーマンの肉詰めよりも柔らかく、
香りも強くないと言えば想像しやすいだろうか。
ロールキャベツにも似ているかもしれない。

成りかけの果実が付いた花ズッキーニは
一度に二つの食感を味わうこともでき、
非常に美味である。

ただし、イタリアではほとんどの場合、
雄花のみを食用とする。

恐らく雌花を食べてしまえば
本命の果実を収穫することができないからだろう。