中央アメリカ原産の野菜である。
見た目は暗い色の胡瓜といった風情だが、
南瓜の一種である。
ただし、普段我々が食べている南瓜は西洋南瓜であり、
ズッキーニはペポ南瓜に分類される。
なお、ズッキーニとはイタリア語で
小さな南瓜を意味するズッキーナからきている。
本邦では前述の胡瓜のような形状のものが主流だが、
洋梨形や球形も存在する。
また、色もオレンジや斑入りとバリエーションがある。
南瓜と比べると控えめなものの、
十分体に良いと言える栄養を含んでいる。
調理の際の性質は茄子に似ており、
油を良く吸い食感も良いため、
様々な料理に入れることが可能だ。
皮は硬いが、そのまま食べることができ、
果肉と皮の間に最も栄養が多く含まれているため、
剥かずに食べることを推奨する。
意外なことに生食が可能で、
熱によって破壊される栄養素もあるため
サラダなどに加えるのも良いだろう。
萎れた黄色いチューリップのような花も食用となり、
花弁の中に肉などを詰めて揚げたり
炒めたりして食べる。
ピーマンの肉詰めよりも柔らかく、
香りも強くないと言えば想像しやすいだろうか。
ロールキャベツにも似ているかもしれない。
成りかけの果実が付いた花ズッキーニは
一度に二つの食感を味わうこともでき、
非常に美味である。
ただし、イタリアではほとんどの場合、
雄花のみを食用とする。
恐らく雌花を食べてしまえば
本命の果実を収穫することができないからだろう。