生物学者以外にとっては名前が
面白いだけのただの苔である。
生殖活動に関して、従来の苔とは一線を画した
他に類を見ない違いがあるらしいのだが、
地味なもので我々には些細な点に感じられる。
だが、胞子体が見当たらないということで、
苔の仲間ではないかもしれないという論争が起こり、
それでもどう見ても苔なので一旦苔として分類された。
その後染色体を調べた結果、一般的な苔よりも
染色体数が少ないことがわかり、
再び論争が巻き起こるかに見えたが、
別の新たな発見によって苔であることが
確定的に明らかになったという。
門外漢にとってはかなりどうでもいい話である。
ナンジャモンジャの話をしよう。
ナンジャモンジャとは得体の知れないもの、
特に樹木を指す言葉である。
色々な説があるが、
「お前は何者だ?」「妖怪である」という対話が
そのまま名前になったというものを紹介したい。
他にも仏教用語で論議をする際の難者と問者だったり、
なんという物だと聞かれてそのまま鸚鵡返しにしたなど
様々だが、長くなるので割愛する。
多くの場合、一ツ葉タゴという木がナンジャモンジャだが、
楡や犬桜、菩提樹など、各地にナンジャモンジャの木がある。
木に物の怪が住んでいたのか、
木自体が物の怪だったのかなど、説話は様々だが、
各地のナンジャモンジャを巡り歩く旅も面白そうだ。
なお、まのもの(魔物)、けのもの(化物、怪物、獣)など、
モノというのは妖を指す言葉である。
沖縄で言うところのマジムン、ケンムンのムンもモノである。
それはそうと、ロシア生まれの
不思議なキャラクターの描かれたカードに
それぞれ名前をつけ、名前を憶えて誰よりも早く
呼ぶというコミュニケーションゲームがある。
その邦題がナンジャモンジャなのだが、
幼児からお年寄りまで楽しめる素敵なゲームなので、
人の集まる機会があったらぜひ導入してみてほしい。