序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2018年5月2日水曜日

ケープペンギン

ペンギンと聞いて多くの人が思い浮かべるのは
この種類のペンギンかコウテイペンギンだろう。

ケープペンギンはフンボルトペンギン族の中でも
アフリカ南部に生息する種類である。

アフリカペンギンやブラックフット、
ジャッカスペンギンとも呼ばれる。

ほのぼのとした日常を送る平和なペンギンであり、
おそらく最も幸せそうに見える者たちである。

とはいえ、人間による環境の変化はじわじわと
彼らの生活を脅かしており、
確実にその数を減らしている。

ケープタウンでは街中を歩いていることもあり、
人間との共生ができているように見えるが、
彼らの暮らしを様々な面から圧迫してしまっている。

反面、飼育が容易なペンギンであり、
水族館などでよく見ることができる。

比較的暖かさに耐性を持つことから、
水族館での飼育コストが低いと聞く。

他のフンボルト族のペンギンとの見分けのポイントは、
足が全体的に黒いことと、
アイシャドーのようなピンク色である。

アイシャドーはマゼランペンギンにもあるが、
マゼランペンギンの方がやや色が濃く、
少しだけ下方にずれている。

また、マゼランペンギンとの最大の違いは、
首の黒い帯の有無である。

ケープペンギンの場合、
胸の黒い筋の上には黒い帯が無く白い。
また、マゼランペンギンには腹の斑点が無い。

細かく違いを述べたのには理由がある。
フンボルト族の四種類のペンギンは
いずれもよく似ており、見分けが難しいのだ。

鳴き声はロバのいななきに似ている。
別名のジャッカスペンギンとは、
まぬけなペンギンという意味だが、
このまぬけというニュアンスはロバに由来する。