オホーツク海や北太平洋に生息する
胡瓜の匂いのする魚である。
シシャモを一回り大きくしたような魚で、
北海道では食用としてよく流通する。
本州以南でも、子持ちシシャモとして、
売られていることがあり、
シシャモではないためある種の
偽装ではないかという批判もある。
もっとも、シシャモは近縁であるため、
大雑把に言ってしまえば同じ種類の
魚であると言えないこともない。
焼き魚や唐揚げ、干物にして食べられるが、
独特の青臭さが嫌いでなければ、
刺身にしても美味い。
ロシアでも干物がよく食べられており、
寒い海の特産品といった風情がある。
なお、この魚の胡瓜のような匂いは、
胡瓜の持つノナジエナールという成分を
持つことに由来する。
つまり、胡瓜と同じ成分を持つため、
同じ匂いがしているのだ。
似ているのではなく本物であった。
胡瓜の匂いのする魚などと言うと、
世にも珍しい存在のように聞こえるが、
実はよく知られた川魚、鮎もこの
ノナジエナールという成分を持つ。
ワカサギもアユと同じくキュウリウオの仲間だが、
シシャモ同様に胡瓜の匂いはしない。
恐らく、この匂い成分は、
食べている藻類に由来しているのだろう。