オーストラリアにいるハリネズミに似た姿を持つこの動物は、
モグラと呼ばれているがカモノハシの仲間である。
細長い嘴があり、背中はハリネズミやヤマアラシのように
鋭い針で覆われている。
また、アルマジロのように丸まることも可能だ。
カモノハシと同じく哺乳類だが卵を産み、
後ろ足には棘を持つ。
ただし、カモノハシと違って棘に毒はない。
蟻を食べることから、棘のあるアリクイとも呼ばれており、
エキドナと呼ぶ地域もある。
エキドナとはギリシア神話に登場する怪物たちの母親である。
ケルベロスやヒュドラ、スピンクスの
母親と言えば想像しやすいだろうか。
ハリネズミ、モグラ、アルマジロ、アリクイに似た
嘴を持った生き物であり、卵まで産むことから、
怪物を連想させるこの名が付けられたのだろう。
奇怪な存在だが、見た目は非常に可愛らしい。
体は意外と大きく、成人男性の両手の平に余る。
嘴の長さは一般的な鉛筆の半分ぐらいだろうか。
穴を掘るのが得意であり、地中の虫を狙う。
また、外敵に襲われた際にも穴を掘って身を隠そうとする。
もっとも、完全に地中に潜るわけではなく、
針に覆われた背中は地上に露出させておくという。
普段は地上を歩き回っているが、
子供を産み育てる際には巣穴を掘る。
卵から生まれた子供は針が生えるまでは
母親の体にある袋の中で成長する。
有袋類ではないが、似たような袋を持つのだ。