百獣の王として知られる猫の仲間の肉食動物である。
現存種最大のネコ科動物はトラだが、
ライオンは二番目に大きい。
アフリカだけでなく、
大昔にはギリシアにも生息していたという。
雄にはたてがみがあり、獅子と呼ばれ好まれる。
ところでこの、たてがみの色が何色か分かるだろうか。
通常、ライオンのたてがみは黄色から黒の間で個体差がある。
健康なライオンほど黒に近くなるという。
つまり、金のたてがみを持つライオンはあまり健康ではないのだ。
当然、ライオンの雌も黒くてふさふさしたたてがみを持つ雄を好む。
ちなみにライオンの群れは雌だけが狩りを行う。
リーダーの雄は君臨するだけである。
獅子は千尋の谷に我が子を突き落とすと言われているが、
実際にはそこまで苛烈ではない。
しかし、雄の子供はある程度の年齢になると群れを追い出される。
兄弟、もしくは、同じように群れを追い出されたものとペアと組み、
アフリカの地を放浪しながら生きる術を身に付けていく。
運と才覚、相棒との連携を頼りに逞しく育った二頭は、
年老いて弱ったリーダーの率いる群れを襲い、
群れを乗っ取って新たなリーダーになる。
したがって、ライオンの群れの長は二頭いるのだ。
兄弟、あるいは義兄弟の物語を想像すると、
少し胸が熱くなる。
話は変わるが、いつぞやの冬季オリンピックにおいて、
ある外国のフィギュア選手が衣装の背中にカタカナで
「ライーヨー」と書いていた。
ライオンのつもりだったらしい。