一部が少し膨れ上がった蜜柑のような柑橘類である。
甘酸っぱい果実だと思って口にした者は後悔するだろう。
この実はとにかく苦いのだ。
その風味を活かして紅茶の香り付けに使われる。
アールグレイティーの名を一度は聞いたことがあるだろう。
クリストバル・コロンがカナリアスから持ち帰ったという説があるが、
原産地はよくわからない。
名前の由来はイタリアの地名ベルガモであるとも、
イスパニアのベルガであるとも言われている。
シソの仲間に同名のベルガモットと呼ばれる草がある。
なぜそんな紛らわしいことになっているのかは分からないが、
香りはよく似ている。
香料としてのベルガモットは、
気分を高揚させ、沈んだ気持ちを持ち上げると共に、
高ぶった神経を鎮静させる効果を持ち合わせる。
つまり、焦燥感や不眠に効果的だ。
また、内臓の働きを良くする効能も期待でき、
食欲不振や便秘の際にも利用するのがいいだろう。
コートジボワールでよく生産されている。