序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2018年11月2日金曜日

ルサカ

ヴィクトリアの滝ことモシオトゥニャのある
ザンビアの首都である。
高原と渓谷の国として知られている。

ポルトガルによるアフリカ横断計画と
イングランドによる縦断計画との交点に位置し、
両国の争点となった過去を持つ。

争いはイングランドに軍配が上がり、
ポルトガルはこの植民地計画の失敗が一因となり
王制に打撃を受けた経緯がある。

そんなザンビアだが、
アフリカで最も平和な国と呼ばれている。
クーデターや内紛がとりわけ少ないのだ。

産業はやや貧弱で、銅鉱石に依存しているものの、
政情が安定しているというのがどれだけ
人々に平穏をもたらすかという好例だろう。

首都は元々リヴィングストンであったが、
隣国との国境に近すぎることから
ルサカへと遷された。

ルサカの大聖堂はカトリックと聖公会のふたつ。
カトリックのものは幼少のキリスト大聖堂。
聖公会のものは聖なる十字架大聖堂である。

幼少のキリスト大聖堂はちょっと奇抜な
公民館といった雰囲気の建物だ。
十字架が立っていなければ
教会だと思わないかもしれない。

聖なる十字架大聖堂はこちらも教会らしくない。
だが、石造りの重厚な建物で、やや前衛的。
アール・デコ風かなとも思う。

印僑が多いため、
ルサカヒンドゥー寺院が存在する。
比較的新しく、オレンジの塔が印象的だ。

さて、ルサカの観光スポットだが、
せいぜい市場を見るぐらいだろうか。
観光をするなら街を出て自然を見るべき場所だ。

ザンビア料理はトウモロコシ団子のシマが
主食としてよく食べられている。

それに合わせて食べられるおかずの一番人気は
印僑のもたらしたカレーだ。
鶏肉を煮込んだトンカベジというカレーだ。

西アフリカにはカレーに似た料理があったが、
ここにきて本物のカレーである。

カレーというのは凄い食べ物である。
辛さの問題さえ克服できれば、
どんなものでも美味しく食べられてしまう。

得体の知れない材料が使われていても、
カレーならば易々と食べてしまうだろう。

ちなみにザンビアに限らずこの周辺では
大豆から作られたソイミートが
よく食べられている。
日清のカップヌードルに入っているあれだ。

話が逸れたが、ザンビアはモシオトゥニャを
見に行く場所という印象が強い。

最寄りの街は旧首都リヴィングストンのため、
観光でわざわざルサカまで行く必要は
ないかもしれない。