序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2018年11月6日火曜日

ウィントフック

砂漠の中にドイツ人が建設した都市で
ナミビアの首都である。
とても近代的だ。

ナミビアの名はナミブ砂漠由来だが、
ナミブとは何もないという意味だ。

何もない国と名乗ることに
抵抗はなかったのだろうか。

それとも、ナミブ砂漠を
生き抜いてきた者としての矜持が
この名に込められているのだろうか。

街の名前は風の曲がり角という意味である。

ちなみにこの何もない土地には
ダイヤモンドの鉱床がある。

ナミビアの中心に位置するウィントフックは
その管理を行うための行政の地だったのだ。

ドイツ人はこの地に中世風の建造物を
沢山築いたため、観光地としては
なかなか見ごたえのある場所となっている。

ドイツ領であったナミビアだが、
大戦の結果イングランドの植民地となる。

ただし、残念ながら英語はほぼ通じない。
公用語は英語だが通じない。
ドイツ語もあまり通じない。

元イングランド植民地のイギリス連邦加盟国
なのだが、イギリス統治期間が短く、
独立後はアフリカーンス語が主流となったためだ。

アフリカ南部では比較的豊かな街だが、
貧富の差が大きい。
スラムには近付かないように。

大聖堂はカトリックの聖マリー大聖堂だ。
ドイツ風コロニアル様式、
つまりメルヘンチックな建物である。

ディズニーランドのイッツアスモールワールドに
ありそうな建物と言えばイメージしやすいだろう。

ルター派のクリストゥス教会も
煉瓦造りだがそんなイメージだ。

つまり、メルヘンな建物がちらほらと
存在する街、それがウィントフックなのである。

隕石やウェルウィッチアも見られるし、
街を出ればナミブ砂漠の絶景が待ち受けている。

観光するには十分な目玉が揃っているのだが、
そこで気になるのはやはり食べ物だろう。

なんとドイツ風のソーセージやシュニッツェル、
そしてドイツ仕込みのラガービールが楽しめる。
これは大当たりだ。

ただし、ここはアフリカ南部である
ということを忘れてはいけない。
ぼんやり歩いていると強盗に遭うだろう。

何もないのは
自分の所持品となってしまうかもしれない。