序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2018年11月10日土曜日

ハボローネ

アフリカ南部の内陸国ボツワナの首都である。
リムポポ川が流れ、降雨量も少なくない。

ボツワナの人口のほとんどはツワナ人である。
ツワナ人は八つの部族に別れていて、
それぞれに首長が存在する。

広大な盆地でもあるカラハリ砂漠の国であり、
手付かずの自然が残され、数多くの野生動物が
生息していることで知られる。

そんなボツワナの首都ハボローネは非常に
現代的な都市である。

独立当初は最貧国の一角であったが、
アフリカの中でも特に民主主義が
機能している国であり、
安定が成長を後押しした。

オラパ鉱山は世界最大級の
ダイヤモンドの産出地であり、
これがボツワナを発展させる原動力となる。

賢明にもダイヤモンドの収益は
教育と医療、インフラに使われ、
現在の発展したボツワナの姿を形作った。

ただし、ボツワナは深刻なエイズ蔓延国である。
一時期に比べるとエイズの流行は抑えられたが、
失われたものは多い。

ハボローネはガボローネと読まれることもあり、
元々はガベロンズと呼ばれていた。
ツワナ語はよくわからないが、
そう悪くはない場所というような意味だろうか。

それをヨーロッパ人が自分たち風に
読み替えたのがガベロンズである。

キリスト王大聖堂は
市民体育館のような見た目をしている。

正面に背の高いオブジェがあり、
その頂に十字架が無ければ
宗教施設だとはわからない雰囲気だ。

モスクは主なものは四つ。
いずれもそれほど規模は大きくないし、
観光向けには作られていない。

ちなみに、モスクは元々アラビア語では
マスジドであるが、スペイン人がメスキータと呼び、
それが英語化してモスクとなった。

ボツワナではアラビア語は外国語なので、
モスクとマスジドの両方の記述がある。

今後モスクではなくマスジドと記載していくが、
大聖堂のようにランク分けはされていないので、
観光地として著名なところだけを
紹介した方が良さそうだ。

アフリカ東部からは
イスラム教の割合がぐっと上がる。

話をハボローネに戻そう。
と思ったが、あまり観光名所は無い。
観光するなら街を出て自然を楽しもう。

ボツワナ料理はボホベというトウモロコシ粥が
主食としてはポピュラーだ。

スイカやメロンはこの地域が原産のため、
粥にメロンが入っていたりする。

飲み物はルイボスティーと
トウモロコシ酒チブクが有名である。
本邦の旅人の口に合うかはわからないが。

さて、エイズ禍で知られるボツワナであるが、
その災厄も終息に向かっている。

病魔さえなければ、サブサハラで最も民主的で
現代的な国家となっていたかと思うと、
やはりアフリカは辛い土地だなと感じてしまう。