序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2019年3月29日金曜日

エアープランツ

特定の種類の植物を指す名前ではなく、
以下のような特徴を持つもののことだ。

根から水や栄養を吸収する必要が無く、
空気中の水分や雨だけで生育可能。

土から生え、地下に根を張るという
植物の概念を揺るがす存在だ。

完全に根を持たないものもあるが、
多くは枝や岩に張り付くために根を伸ばす。
中には葉を巻き付けるものもある。

枝や岩に絡みつく気のないものは、
球根のような姿でその辺に転がっている。
なんともやる気のない植物である。

エアープランツはしばしば銀葉と呼ばれる。
これは、葉が鱗片と呼ばれる細かな毛で覆われ、
白っぽくなっていることに由来する。

鱗片は空気中の水分を捕える役割を持ち、
根が無くとも生きられる理由である。

さて、土が必要ない、空気中の水分で生きると
聞くと、非常に栽培が容易なように感じられる。

しかし、実際には温度と湿度の管理が難しく、
購入して来てもすぐに枯らしてしまう
という例が少なくない。

私も一度栽培を試みたことがあるが、
枯らしてしまった。
本邦の気候では難しいように思う。

インテリアとして人気があるが、
人にとって快適な環境は
この植物にとっては好ましくないものだ。

残念だが、部屋を飾るために購入するのは
良いアイデアではない。

凝った植物の栽培を楽しめない者は
手を出さない方がいいだろう。