序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2019年2月4日月曜日

ウニアンガ湖群

サハラに存在する砂漠にあるにも関わらず
枯れることのない十八の湖である。

上空から見ると絵具の飛沫のようにも見える
独特の形をした湖群は、
湖によって微妙に色が異なるのが特徴だ。

塩分濃度もそれぞれ異なっており、
淡水湖と塩湖が混在している。

通常、乾燥地帯にある湖というものは、
凄まじい勢いで蒸発が発生し、
枯れてしまうかもしくは塩湖となる。

しかし、ウニアンガの場合、
膨大な量の地下水脈と接続しており、
枯れることが無い。

また、十八ある湖の間を隔てるものは
浸透性の高い砂地であり、
湖間での水の移動が存在する。

砂地を挟むために水質は共有しておらず、
塩分濃度がそれぞれ異なる
湖が形成されているのだ。

砂漠の大きな淡水湖というのは
非常に珍しいものである。

当然多くの生き物が生息し、
周辺はオアシスとなっている。

太古の昔には人も住んでいたようだが、
サハラの拡大と共に居住地は打ち捨てられた。

現在はいくつも村があるが、
この地に行くことは簡単ではなく、
砂漠を越えて向かわなければならない。

チャドの首都ンジャメナから乗り合いバスを
利用して訪れることになるため、
砂漠の旅の準備を怠らぬように。