序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2019年2月18日月曜日

キリマンジャロ

アフリカ東部に存在する山である。

アフリカ大陸最高峰であり、
山脈ではない山としては
世界最高峰である。

キリマとは山を意味し、ンジャロは白だ。
白い山、つまり山頂に雪を冠している。

ンガジェンガ、神の家という名もあり、
信仰の対象となってきたことがうかがえる。

噴火により生じた山、つまり火山であるが、
最後の噴火は我々人類が文明を持つ
はるか以前のことだ。

とはいえ、死火山ではないようで、
いずれまた噴火する可能性も秘めている。

なお、非常に高い山であるため、
山頂部には氷河が存在する。

ただし、現在の地球の平均気温の上昇の
影響を受けて氷河は縮小しているようだ。
近い将来なくなると言われている。

ヨーロッパ人でこの山を発見したのは
ドイツ人の三人の宣教師である。

山頂が銀で覆われた山の噂を聞き、
探検に向かったのだという。
もちろん、この銀とは雪のことであった。

最も高いキボ峰の登頂に
初めて成功したのは
ドイツ人の地質学者だ。

一度目は雪と氷に阻まれ失敗し、
二度目は戦乱に巻き込まれ失敗し、
三度目にようやく事を成し遂げる。

ちなみにキリマンジャロ山麓では
良いコーヒー豆が生産されてきた。

本邦ではキリマンジャロといえば
コーヒーというほどよく知られている。

甘い香りと強い酸味を持つ
キリマンジャロコーヒーの
生産量はさほど多くない。

主な輸出先はドイツと本邦だ。
ドイツは元々この地域を植民地にしており、
コーヒー栽培を始めたのも彼らである。

本邦で人気ブランドとなったのは
ヘミングウェイの小説を映画化したものが
上映されたことがきっかけであるという。