序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2018年6月5日火曜日

タングステン

重い石という意味の名を持つ鉄のような金属である。

非常に硬いため、工具などに利用される。
だが、最大の特徴は融点の高さにある。

高温に晒されても変化が起きにくいため、
兵器の素材として重宝されているのだ。

単体で利用されるよりも、合金とした方が
耐蝕性などの面で使い勝手が良く、
炭化タングステンは超硬合金などと呼ばれている。

超硬合金、凄い名前だ。
他にもドリルに使われる高速度鋼というものもある。

戦車の装甲にもタングステンが使われており、
徹甲弾の弾芯もタングステンか
劣化ウランが最高級である。

超硬合金、高速度鋼、ドリル、戦車、徹甲弾。
字面だけで男の子がワクワクするような金属、
それがタングステンなのだ。

ちなみに電球のフィラメントや
アクセサリーという用途もある。

指輪はまだまだ知名度が低いものの、
メンテナンスが不要という点で人気がある。

注意すべきは、指が腫れるなどして
抜けなくなった場合、リングカッターでは
切断できないことだ。

ハンマーで叩き続けることで割ることが可能なので
もしタングステンリングが抜けなくなったら
まずは落ち着いて石鹸などを試してから、
コツコツ叩こう。

なお、自然界には酸化鉱物として
存在していることが多いのだが、
鉄重鉱という凄い名前の鉱石がある。

また、タングステンの別名ヴォルフラムは、
「狼のように貪る者」に由来している。

狼云々はの精錬を邪魔することを指しているが、
それにしてもカッコいい名前に縁のある金属である。