北アフリカで大昔から栽培されている植物だ。
縞綱麻(しまつなそ)とも呼ばれる。
黄麻に近い種類であり、これらの植物から
とれる繊維をジュートと呼んでいる。
あまり伸縮性がなく毛羽だった繊維で、
保温性に優れているが、耐久性は低い。
南京袋の素材である。
果実には毒があり、
食べると心臓の鼓動がおかしくなる。
毒矢にも使われていたほどだ。
だが、葉にはそうした毒は無く、
野菜として利用されている。
歴史は古く、エジプトの古代王朝時代から
独特のぬめりがもたらす食感が好まれてきた。
何をしても良くならない病に悩んでいた王が、
モロヘイヤスープを飲むようになったところ、
次第に快癒し、治ってしまったという逸話も残る。
おそらくこれは、モロヘイヤに特別な
薬効があったわけではなく、
不足していた栄養素が補われた結果だろう。
本邦では冷戦の末期頃に知られるようになり、
一時は大ブームにもなった。
現在では各地で栽培もされており、
どこでも買えるようになっている。
食べ方は、お浸しにするか、
スープ類に入れるのが良いだろう。
旬は初夏から秋にかけてである。