マルメタピオカガエルとも呼ばれる
目の飛び出たカエルである。
アメリカ人は河馬カエルや
パックマンとも呼んでいるらしい。
大きさは手の平に乗る程度で、
タピオカのような質感の緑がかった灰色の体に、
がま口のような黄色く縁どられた口を持つ。
ピギャーと鳴く。
何よりも特徴的なのは漫画に登場するカエル
さながらの目である。
水や泥の中から目だけを出して
獲物を待ち伏せるために飛び出しているのだが、
この目のせいでなんとも愛嬌がある顔つきになっている。
実はオタマジャクシの頃から目は上についており、
扁平な体をしている。
威嚇の際には体を膨らませることもできるのだが、
破裂しそうな危うさを感じさせる。
また、カエルにしては珍しく牙を持っている。
普通のカエルも歯が無いわけではないのだが、
多くは上顎のみ目立たない程度に存在する。
それがこのカエルの場合、
下顎に二本、それとわかる牙が生えているのだ。
獲物に食らいついて離さない意気込みの表れだろう。
鼠まで食べるだけのことはある。
パラグアイ川流域の低地帯に生息しており、
ほぼ水の中から出ないため乾燥に弱い。
乾季には泥を体の周りにまとわりつかせて眠りにつく。
本邦では愛玩動物として大人気であり、
価格も比較的高い。
だが、飼育は容易ではないので
水族館や動物園で鑑賞するのがお勧めである。