序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2018年4月30日月曜日

キガシラペンギン

顔の黄色いマイナーなペンギンである。

キンメペンギンやグランドペンギンとも呼ばれる。
少し目つきが悪い。

目の縁は赤く、くちばしも赤い。
目は黄色で、目の周りから後頭部にかけて、
半周するように黄ばんだ白い帯がある。

顔及び頭頂部は黄と白と黒の羽毛が
混ざり合って生えており、
黄ばんだ黒といった色合いになっている。

体長はペンギンの中では大きい方で、
首から下はイメージ通りのペンギンである。

生息地はニュージーランド最南部から、
南極海にかけての島々であり、
それほど多くはない。

絶滅が危惧されているペンギンで、
主な減少理由は人間の持ち込んだ
外来動物による捕食である。
謎の病気が蔓延したことも痛かった。

数が少ないせいもあるかもしれないが、
他のペンギンと比べ同族との距離感が遠く、
満員電車のようなコロニーを形成しない。
パーソナルスペースを大切にしているようだ。

体が比較的大きいにも関わらず、
小さな魚ばかりを好んで食べる。
近海でのみ漁をすることと
関係しているかもしれない。

遠洋へ出かけない理由は定かではないが、
彼らは海岸から離れないことで
アシカを天敵とする羽目になっている。

アシカは彼らの日々の生活リズムを覚え、
待ち伏せして襲い掛かるのだ。
海ではサメやオニカマスにも襲われる。

サメは仕方がないにしても、
カマスに食われるというのは
ペンギンとして不甲斐ないのではないだろうか。

一応擁護しておくと、オニカマスの体長は
人間の成人男性ほどもある。

私の個人的な好きなペンギンランキングでは
残念ながらキガシラペンギンは
コガタペンギンの下である。

黄ばんだ感じと目つきの悪さが気になるのだ。
キガシラペンギン好きには申し訳ないが。