序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2018年4月20日金曜日

アメフクラガエル

ずんぐりむっくりした体型のかなり丸いカエルである。

大きさは親指に乗せられる程度だが、
危険を感じるとただでさえ丸い体を
更に膨らませ威嚇する。

まるで大福である。

一時期は「きなこまぶしわらびもちがえる」という
偽の和名が流布されたが、納得のいく命名である。

威嚇と言っても我々人間からすると
より愛らしくなっているようにしか見えない。

対人間という観点では可愛さのあまり
危害を加えることを躊躇する
という効果はあるかもしれない。

穴を掘り、普段は土の中で暮らす。
夜間に雨が降ると水を求めて
這い出して来る。

食事と水を得る時以外は極力動こうとしない
省エネルギーな生き物なのだ。
寿命は十年ほどと長いのもそのお陰だろう。

繁殖に関してはあまりよく判っていないようだが、
土の中に卵を産み卵の中でオタマジャクシ時代を過ごす。

アフリカ南部に生息しており、
土中のシロアリを食べて生きている。
キュッキュッと小さく鳴くらしい。

本邦では飼育動物として人気が高いが、
基本的に土中にいるため、
土を飼っているようだと言われるそうだ。