ヒトデとは五芒星のような形をした海の生き物である。
体の色は様々であるが赤系統のものが比較的多い。
ウニやナマコの仲間であり、貝の類とは異なる。
大きさは様々だが概ね手の平に乗る程度と
思っていても間違いではないだろう。
というのもヒトデと言う名は人の手に由来するからである。
欧米の言語では星の魚や海の星と呼ばれることが多く、
星型をしていることが強調されており、
五芒の星型マークはヒトデに由来しているという説もある。
通常は五本の突起を持ち、これを腕と呼ぶが、
その数は種類によって異なる。
非常に多いものも存在する。
腕の多いものほど獰猛で食欲旺盛な傾向があり、
食事の風景はまさにコズミックホラー。
体の海底側には細かな足が連なっており、
ぞわぞわと動かして移動する。
泳ぐことはできない。
大抵は貝を襲って時間を掛けて殻をこじ開けて食べるが、
肉であれば何でも食べてしまうようだ。
胃袋を外に出すこともでき、
貝の身を包んで消化してしまう。
また、恐ろしいことに腕が千切れた場合、
その部分が再生する。
本体側だけでなく腕の方もだ。
つまり増殖する。
ちなみに食べることは推奨されない。
体内に鉛などの重金属を溜め込む性質があるためだ。
だが、一部の地域では煮て体内の卵を食すとも聞く。
味は苦味の強いウニのようだという。
海盤車の名で漢方に用いられる例もあるようだ。
その場合は体内に集められた金属が
効能をもたらすのかもしれない。
謳われている効能の多くは滋養強壮だが、
微毒を持つため長期間の服用は避けるべしと
書かれている辺りは、やはり重金属のためだろう。
なお、除虫剤の材料として用いられる例もある。