序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2019年1月26日土曜日

アルストロメリア

植物について今後も書いていくにあたって、
いつかはカール・フォン・リンネという
植物学者について触れなければ
ならないだろうと思っていた。

リンネは分類学の父とも呼ばれ、
多くの動植物を体系化させた
偉大な学者である。

博物誌を標榜している以上は
彼の功績を無視することは不可能だ。

さて、アルストロメリアという花も
リンネが名前を付けた植物である。

親友でありパトロンでもあった
アルストレーマー男爵が
多くの植物標本をリンネへ寄贈した。

その際、リンネは感謝の意を込めて、
アルストレーマー男爵に由来する
アルストロメリアという名を
アンデス山脈原産の花に付けた。

さて、アルストロメリアだが、
花の色は多種多様で、
本当に色々なものがある。

共通点は六枚の花弁のうち、
内側の二枚に縞模様があることだろう。

本邦では百合水仙とも呼ばれ、
園芸植物として親しまれている。

花は本邦では春から夏にかけて咲くのだが、
高山の寒冷地の植物であるため
暑いのは苦手なようだ。

とはいえ非常に育てやすく、
球根でどんどん増えていく。

庭に植え、手入れを忘れていると
庭中がこのインカのユリに
占拠されてしまうだろう。

変な場所に植え、生態系を
乱してしまわぬよう注意されたし。