湿地あるいは占地と書くキノコである。
香りマツタケ、味シメジと言われるほどだが、
実はこのキノコが一般的に食べられるように
なったのは昭和後期である。
本来のシメジはホンシメジと呼ばれ、
栽培が難しく、希少性が高い。
味シメジとうたわれるものは
このホンシメジである。
シメジが認知され食べられるようになってすぐに
シメジとして流通していたのはヒラタケで、
本当はシメジではなかった。
食品偽装が問題になった頃から
ブナシメジが流通するようになったが、
これもシメジではない。
なので今ではブナシメジとはっきり書かれている。
なお、ホンシメジも栽培できるようになったが、
他の食用キノコ同様、栽培されたものは
天然物より味が落ちる。
この手の話は天然物の価値を上げるために
栽培品を悪く言っているように聞こえるが、
キノコに関しては実際に味が変わる。
何がそこまで影響するのかは分かっていないが、
含まれている旨み成分の量が違うので、
味が違うのは間違いない。
なお、ホクト社が開発した白いブナシメジが存在する。
商品名はブナピーだ。
ブナピーは通常のブナシメジよりも
優しい味わいで、かすかな甘みがある。
香りやクセがマイルドなため、
キノコ嫌いでも比較的食べやすい。
ブナピーのピーはプルンプルンの略らしく、
実際に普通のブナシメジより食感がツルリとしている。
なんだかホンシメジの栽培会社に喧嘩を売り、
ホクト社の宣伝をしているような格好になったが、
そんなつもりは毛頭ない。
ちなみに私はブナピーと普通のブナシメジなら
クセのあるブナシメジの方が好きだし、
栽培ブナシメジより栽培ホンシメジの方が美味いと思う。