序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2019年8月14日水曜日

オリックス

アフリカやアラビアに住む牛の仲間である。

牛の仲間の中でも羚羊、レイヨウと呼ばれる種類の
ひとつだが、羚羊は一見すると鹿の仲間に見える。
例えば、本邦のカモシカも羚羊である。

オリックスはとても長い二本の角を持っている。
同じ羚羊のインパラと違い、
雄だけでなく雌にも角があるのが特徴だ。

単にオリックス、あるいはゲムズボックと呼ばれる種は
アフリカ南部に生息しており、
その角は槍の穂先として利用されていた。

シロオリックスはアフリカ北部に生息していたが絶滅。
現在は動物園などで飼育されていた個体を
チュニジアで繁殖させているそうだ。

アラビア半島に生息していたアラビアオリックスも
同じく絶滅しており、シロオリックス同様、
オマーンで繁殖が進められているらしい。

さて、オリックスは砂漠の生き物である。
砂漠に適応した哺乳類というとラクダが思い浮かぶが、
オリックスも負けてはいない。

オリックスは非常に多くの水を飲むが、
これを蓄える力が強い。

尿は非常に濃く、水分の排出が極力抑えられており、
糞は乾燥したものをひり出す。

水場が無くとも食べた植物から得られる水分だけで
長期間生き延びることができ、
体温が非常に高くなっても耐えることができる。

砂漠のプロフェッショナルなのだ。

ところで、オリックスといえば企業名、
もしくはその企業が所有する球団を思い浮かべるだろう。

調べてみたところ、オリックス社の名前の由来は
オリジナルのエックスらしい。
羚羊のオリックスとはあまり関係が無かった。

球団名はオリックス・バファローズだ。
オリックスもバッファローも牛の仲間であり、
なんだか妙な感じがしていたわけだが、
問題なかったようだ。