序説

序説

かの偉大なる博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスに倣い、 聞きかじった内容を元に森羅万象を書き記すものである。 なお、各項目に記す内容の真偽は検証せず、 嘘、大げさ、紛らわしいことを恐れずに執筆していくため、 読者諸兄はこの点に留意していただきたい。 物事を伝...

2018年2月24日土曜日

ポリプテルス

この魚はナポレオン・ボナパルトのエジプト遠征を機に
世に知られるようになったものである。

ヨーロッパ人によってポリプテルスと名付けられたのだが、
エラの多いものという意味である。

現地ではビキールやエンドリケリーと呼ばれている。
ビキールもエンドリケリーもポリプテルス族だが、
別の魚である。

名前の通りエラが特徴的なのだが、
まるで陸上動物の四肢のように発達したそれで、
水底を這うという。

また、背にも多数のエラがあり、体色が緑であることも
相まってトカゲのようにも見える。

シーラカンス同様の化石魚として紹介されることもあり、
その体に残る進化の過程は、
なんと恐竜よりも古いものが見受けられるという。

この魚は肺を持っている。
厳密には浮袋なのだが、これを肺のように利用することで、
陸上でも酸欠にならずに行動することが可能だ。

世界中で人気の観賞魚であり、専門店も存在すると聞く。
恐らく養殖されているのであろう。
しかし、食用には向かないと思われる。