この魚はナポレオン・ボナパルトのエジプト遠征を機に
世に知られるようになったものである。
ヨーロッパ人によってポリプテルスと名付けられたのだが、
エラの多いものという意味である。
現地ではビキールやエンドリケリーと呼ばれている。
ビキールもエンドリケリーもポリプテルス族だが、
別の魚である。
名前の通りエラが特徴的なのだが、
まるで陸上動物の四肢のように発達したそれで、
水底を這うという。
また、背にも多数のエラがあり、体色が緑であることも
相まってトカゲのようにも見える。
シーラカンス同様の化石魚として紹介されることもあり、
その体に残る進化の過程は、
なんと恐竜よりも古いものが見受けられるという。
この魚は肺を持っている。
厳密には浮袋なのだが、これを肺のように利用することで、
陸上でも酸欠にならずに行動することが可能だ。
世界中で人気の観賞魚であり、専門店も存在すると聞く。
恐らく養殖されているのであろう。
しかし、食用には向かないと思われる。